島根の秘湯・温泉津温泉の魅力を徹底解説

温泉津（ゆのつ）温泉の位置と歴史

温泉津温泉は、島根県大田市に位置する千年以上の歴史を持つ温泉地だ。

古くから湯治場として知られ、2014年には「石見銀山とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録された。

今から1300年ほど前に狸（たぬき）が見つけたと言われる温泉津は、海辺から始まる路地の先には大正・昭和のレトロな外観の建物や小さな温泉宿が並ぶ旅情豊かな街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている。

温泉津温泉は、日本三古湯の一つとされ、その歴史的な価値が高く評価されている。

温泉の特徴と効能

温泉津温泉には、塩化物泉と硫酸塩泉の2種類の泉質がある。塩化物泉は体を芯から温め、冷え性や筋肉痛に効果的だ。硫酸塩泉は美肌効果が高く、肌のトラブルを改善する力があり、どちらの泉質も訪れる人々に癒しとリフレッシュを提供し、多くのリピーターを生んでいる。

2軒の公衆浴場

温泉津には「薬師湯」と「泉薬湯」が競うように立ち並んでおり、源泉掛け流しを楽しむことができる。季節や時間によって変化する源泉や湯船にこびり付いた湯の花は圧巻だ