能登 和倉温泉 加賀屋

以前、加賀屋さんに訪れたときに感動したのはスタッフの教育が素晴らしい事だった。勿論温泉も食事もどれを取っても素晴らしいのは言うまでもないが、一番はスタッフの人柄、熱心さ、接し方、我々への思いやり、全てに於いて申し分なかった。

地震からもう3ヶ月以上経っても未だ復興の目処が立たない、それでも少しは落ち着いたのか災害時の加賀屋さんの動きが報道されるようになった

その日533件の予約のうち約400人の宿泊客を受け入れ、約300人のスタッフが現場にいたそうだ。20 階建ての建物に 233 の部屋があり、施設の規模が大きいため、避難のプロセスは複雑だった。避難中に津波警報が発令されたため、スタッフはゲストを建物内の位置に応じて屋外の駐車場に誘導し、その後高台に移動するか思案した。最初は4階のコンベンションホールに誘導することにした。この決定は建物の構造的完全性を考慮し、パニックを回避し安全を確保することを目的として行われた。ゲストを物理的に運ぶスタッフも含め、スタッフは避難活動を主導し、驚くべき献身と勇気を示した。

地震後、加賀屋代表の小田禎彦氏は、甚大な被害を乗り越え、旅館と和倉温泉街の両方を活性化させる決意を表明した。地域内のすべての宿泊施設が営業停止を余儀なくされ、被害の全容がまだ調査中であるという壊滅的な影響にもかかわらず、代表者は地域社会の回復力と国や国民からの支援の重要性を強調し、復興への強い決意を表明した。

亡くなられた方々の冥福を祈りつつも、加賀屋さんの早期の復旧を期待したい、もう一度あのスタッフさんの心遣いに触れてみたい。頑張れ加賀屋、頑張れ能登半島。