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HOTEL NEW KAMAKURA

大正十二年、当時文壇の花形であった芥川龍之介と、すでに歌人としての地位を得ていた岡本かの子が運命的な出会いを果たしたというこのホテルは戦前まで「山縣ホテル」として鎌倉でも、とても格調高いホテルだった。

鎌倉市景観重要建築物に指定されており、僕が泊まった部屋は御成というツインの部屋で高い天井と大きな上げ下げ窓が特徴、この窓をひょっとして芥川も上げ下げしたかと思うと、感慨深いものがある。

部屋にはトイレ、お風呂はなく共用だが、トイレは並のホテル以上に清潔に保たれているし、大理石風呂は趣があって良い。
本館隣にはハイカラ鎌倉の面影を感じさせられる、ニューウィングが建てられた。

たまにフャッション誌やCMの撮影にも使われるそうで、希少で穴場的な存在と言える。また鎌倉駅傍と言うことも有り、駐車場も経営されており、いつも賑わっている。駐車場のお兄さんがホテルの受付もされていて、行き届いた応対をしてくれて助かった。また鎌倉に行く機会があれば、是非、次もココに泊まりたい。

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